十日町市の市立中学校の在り方について提言書を手にする検討委員会の雲尾周委員長(中央)と渡辺正範市教育長(左)=3月19日、千手中央コミュニティセンター
十日町市の市立中学校の在り方について提言書を手にする検討委員会の雲尾周委員長(中央)と渡辺正範市教育長(左)=3月19日、千手中央コミュニティセンター

 新潟県十日町市の中学校の在り方を考える「市立中学校のあり方検討委員会」(委員長・雲尾周新潟大教職大学院教授)が3月19日夜に開かれ、生徒数の減少などを踏まえて「10年後に、現在の10校を2、3校に再編するのがふさわしい」との提言書をまとめ、十日町市教育委員会に提出した。十日町市教委は提言を受け、早急に学区再編の方針作りに着手する。

 検討委は22年11月に発足。非公開で会議を重ね、10年後の学校数については「全学年3学級の適正規模を保つ」ことを前提に議論してきた。3月19日は最終回となる第18回会議が市千手中央コミュニティセンター(水口沢)で開かれ、雲尾委員長から渡辺正範教育長に提言書が手渡さ...

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