新潟県内トップレベルの吹き矢の選手が腕を競う「SBT朱鷺カップ」が3月24日、燕市水道町1の中央公民館で開かれた。静まりかえった会場に「シュッ」「トン」と的を射る音が響き、上級者約30人がしのぎを削った。

 新潟県スポーツウエルネス吹矢協会(十日町市)が主催して5回目。県内には三条市、村上市、柏崎市などの9支部に約130人が所属しており、本大会は3段以上の認定者に出場資格が与えられる。予選は30本、決勝は15本を射て競う。

 決勝は歴代の優勝者を含む8人が進出するハイレベルな戦いになった。張り詰めた空気の中、各選手は精神を統一して10メートル離れた的の中心に向かって次々と矢を吹いた。

 予選3位か...

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