世界遺産委員会の委員国を招いたセミナーで、佐渡金山について説明する花角英世知事=26日、パリ
世界遺産委員会の委員国を招いたセミナーで、佐渡金山について説明する花角英世知事=26日、パリ

 【パリ=遠藤寛幸新潟日報記者】フランス・パリを訪問中の新潟県の花角英世知事と佐渡市の渡辺竜五市長は3月26日、2024年の世界文化遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」を巡り、登録の可否を判断する世界遺産委員会の委員国の大使らを招いたセミナーに参加した。花角知事は佐渡金山について「世界に類のない鉱山遺跡」と力説し、世界遺産にふさわしい価値があると強調した。

 パリ日本文化会館で開かれたセミナーは、...

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