おいらん道中の貼り絵と、制作した「すまいる分水」のメンバーら=燕市五千石
おいらん道中の貼り絵と、制作した「すまいる分水」のメンバーら=燕市五千石

 新潟県燕市分水地区で4月7日、地域の一大イベント「おいらん道中」が開かれる。燕市の知的障害者の地域活動支援センター「すまいる分水」では、メインの練り歩きの様子を貼り絵にし、会場近くの信濃川大河津資料館のエントランスで5日、お披露目した。

 貼り絵は、パネル5枚組みで、1枚の大きさは縦110センチ、横75センチ。豪華な衣装に身を包んだおいらんが、付き人を従えて練り歩く姿が表現されている。

 すまいる分水では毎年、貼り絵を制作しているが、ここまで大きなものは初めて。作業は、ほぼ1年がかりだった。色付きの柔らかい「お花紙」を切って、丸めて、下絵に貼り付ける工程を、メンバー8人で分業した。

 パネルには金...

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