
新潟市の新救急拠点に選定された済生会新潟病院が取り組みの進み具合を報告した会合=新潟市中央区の県医師会館
新潟県医師会主導で進める新潟市内の救急医療体制の強化に向けた取り組みが、着実に成果を出している。2023年5月に新たな救急拠点に選ばれた済生会新潟病院(新潟市西区寺地)で救急車の受け入れが増加。「断らない救急」が定着し始め、消防から病院への患者搬送の照会回数が減った。ただ済生会新潟病院の最終目標である救急車の年8000台受け入れには一層のマンパワーが必要で、医師の獲得が大きな課題となっている。(報道部・種岡郁江)
2024年3月下旬。県医師会館(新潟市中央区医学町通)で新救急拠点に選定された済生会新潟病院が初年度の取り組みを報告する会合が開かれ、選定に関わった医師会や行政の関係者が集まった。...
残り1000文字(全文:1300文字)