
新潟市市街地
東京商工リサーチ新潟支店は4月12日までに2023年度の新潟県内企業倒産状況(負債額1千万円以上、任意整理含む)をまとめた。倒産件数は22年度比25件増の101件で、116件だった17年度以来6年ぶりに100件を超えた。長引く原材料高や資材高に加え、人手不足も響き、建設業や製造業の倒産が大幅に増えた。負債総額は1・9%増の206億5300万円だった。
産業別では、製造業が8件増の24件で最多だった。新型コロナウイルス禍で打撃を受けた飲食業など「サービス業他」は、5件減の23件。市場低迷や資材高がのしかかる建設業が10件増の19件、小売業が5件増の16件、卸売業も5件増の11件と、幅広い業種で...
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