2025年産米の在庫が積み上がった「高橋屋商店」の倉庫=1月、新潟市西蒲区
2025年産米の在庫が積み上がった「高橋屋商店」の倉庫=1月、新潟市西蒲区

 「令和の米騒動」をきっかけに高騰していたコメの小売価格が、値下がりの兆しを見せ始めた。JA系統と民間業者による集荷競争などで2025年産米も高値が続き、販売ペースは鈍化。関係者によると、高値で仕入れて在庫を抱える民間業者が「損切り」を始めた影響とみられる。一方で、JA系統は卸への販売価格を大きく下げる様子はなく、どこまで小売価格が下落するかは見通せない。(報道部・山本司)

 1月、コメ集荷・卸「高橋屋商店」(新潟市西蒲区)の倉庫には出荷先が決まらないコメが積み上がっていた。「例年の半分くらいの契約状況」。阿部潤社長は苦笑し、在庫の山を見上げた。

 ほかの卸業者に購入を打診したところ、昨年放出され...

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