開発が決まった、物流倉庫などを想定した分譲予定地=4月24日、聖籠町蓮潟
開発が決まった、物流倉庫などを想定した分譲予定地=4月24日、聖籠町蓮潟

 新潟県聖籠町に、物流倉庫やトラックヤードを想定した新たな土地開発が決まった。物流の中継拠点を誘致できれば、ドライバーの残業規制強化で物流の人手不足が懸念される「2024年問題」 トラック運転手の時間外労働の上限を、働き方改革関連法に基づいて24年4月から年間960時間に規制。1日の拘束時間なども制限し、常態化していた長時間労働を是正する。一方で、輸送能力の低下につながりかねず、荷物の配送遅れなど物流の混乱が懸念されている。の対策にも寄与できるとして、開発業者は今後、県外の物流関連企業を中心に、誘致に力を入れる。

 開発事業者は、新発田市の石井組や地元聖籠町のヒグチ不動産など5社。分譲用地4区画、計約8万平方メートルを造成する。

 予定地は、近くに県運転免許センターなどがある蓮潟長峰山地区にある。企業内保育施設や建設資材置き場などがあった場所で、木の伐採や整地を進め、6月末の完成を目指す。

 新潟東港や国道113号、新新バイパス蓮野インターチェ...

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