
福島潟の魅力をまとめたガイドブック
国の天然記念物オオヒシクイの越冬地として知られる新潟市北区の福島潟について、地形や歴史、生息する動植物などをまとめたガイドブックが完成した。自然だけでなく、干拓や治水といった人の営みにも焦点を当て、幅広い分野での魅力を1冊にまとめた。
新潟市内の潟の保全や情報発信に取り組む新潟市里潟研究ネットワーク会議が作製した。オオヒシクイやトノサマガエル、ギンヤンマといった動物や、福島潟が国内北限の自生地とされるオニバスをはじめとした植物の特性を、写真とともに掲載。江戸時代から昭和まで行われた干拓については、図や年表を用いて解説している。
新潟市里潟研究ネットワーク会議座長で新潟国際情報大学の澤口晋一教...
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