2021年度から定員割れが続く柏崎高校=柏崎市学校町
2021年度から定員割れが続く柏崎高校=柏崎市学校町

 2024年度の公立高校入試の一般選抜で、新潟県柏崎市の県立全4校が定員を割った。市内全校で定員割れとなるのは、2004年3月に柏崎商業が閉校し、現行の4校となって以来初めて。4校とも2次募集を行ったが、いずれも定員を満たさなかった。少子化に加え、地元進学志向や公立志向が弱まっていることが背景にあるとみられる。関係者は「宣伝が足りていない」「より特色のある学校にしなければならない」と危機感を強めている。

 2024年度の一般選抜の志願状況は柏崎が0・86倍、柏崎常盤が0・84倍、柏崎工業が0・96倍、柏崎総合が0・97倍だった。県教育委員会の佐野哲郎教育長は、定員割れは学校運営に支障を来す規模で...

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