茶畑で丁寧に新芽を摘み取る茶摘み衆の女性たち=5月2日、村上市肴町
茶畑で丁寧に新芽を摘み取る茶摘み衆の女性たち=5月2日、村上市肴町

 「北限の茶どころ」として知られる新潟県村上市の茶畑で5月2日、新芽の摘み取りが始まった。茶摘み衆(しょ)と呼ばれる女性たちが、陽光にきらめく黄緑色の新芽を一つ一つ丁寧に摘み取った。

 茶の製造販売を手がける「常盤園」が、所有する村上市肴町の茶畑で行った。お茶の品種は「やぶきた」で、今年は4月に暖かい日が多かったため順調に生育したという。茶摘み衆6人は、慣れた手つきで10センチほどに伸びた新芽を摘み、竹かごに入れていった。

 摘み取った新芽は隣接する工場ですぐに加工され、5月4日から店頭に並ぶ。矢部智弘社長(37)は「新茶はさわかやな香りや、きりっとした渋みの中にある甘さが特長。旬の味を楽しんでほ...

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