バターとはちみつたっぷりの焼き菓子に粗く刻んだカヤの実をちりばめた「かやの実フィナンシェ」
バターとはちみつたっぷりの焼き菓子に粗く刻んだカヤの実をちりばめた「かやの実フィナンシェ」

 新潟県佐渡市赤泊地区の特産品カヤの実を使った菓子を製造販売する「かやの実会」が、新商品のフィナンシェを発売した。バターたっぷりの焼き菓子に粗く刻んだカヤの実をふんだんにちりばめた。野口菜々代表は「新しいカヤの実の一面を伝えたい」と話す。

 かやの実会は1983年に発足。2017年に東京からUターンした野口さんが、後継者がおらず絶えようとしていた事業を受け継ぎ、「かやの実かりんとう」などを販売している。

 野口さんは「歯が弱くかりんとうを食べるのは難しい」という年配者の声を聞き、歯が弱い人も食べやすく、より多くの人にカヤの魅力を伝えられる洋菓子の販売を模索。約2年前からレシピの試作を重ねてきた。

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