好天に恵まれたゴールデンウイークの連休後半初日の5月3日、新潟県内の行楽地は観光客でにぎわった。新潟県小千谷市小栗山の小千谷闘牛場で行われた、国重要無形民俗文化財に指定されている「牛の角突き」の初場所には約1000人が来場し、牛同士の力強いぶつかり合いに歓声が上がった。
3日は17の取組があり、円形の場内では勢子(せこ)が大きな声で「ヨシター(頑張れ)」と牛を鼓舞。体重約1トンの巨体が巧みに角を使ったり、防御技を繰り出したりして熱戦を展開した。取組は「引き分け」にするのが習わしで、牛の後ろ足に勢子が素早く綱をかけて2頭を引き離すと大きな拍手が湧いた。

中盤には闘牛「牛太郎」の世話をしている地...
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