
花の湯館のしょうぶ湯。親子連れらがショウブの束が浮かぶ湯に漬かった=5月5日、新潟市秋葉区天ケ沢
新潟市秋葉区の日帰り温泉施設で5月5日、端午の節句に合わせて、風呂にショウブの束を浮かべる「しょうぶ湯」が催された。訪れた親子連れらが風物詩を楽しんだ。
ショウブは古くから邪気を払う薬草と伝わる。「勝負」と同じ音ということもあり、子どもの健やかな成長を祈る、端午の節句の慣習となったとされる。
企画した新潟市小須戸温泉健康センター「花の湯館」では、湯船につかった入浴客がショウブの束を眺めたり手に取ったりしながら、リフレッシュ。親子連れにはスタッフがショウブの葉を配り、「葉を頭に巻くと賢く育つという風習がある」などと説明した。
しょうぶ湯に初めて入ったという新潟市中央区の男の子(5)は、葉を頭に...
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