自民党国会議員と意見交換する北陸4県の農業団体代表者ら=5月10日、東京都千代田区
自民党国会議員と意見交換する北陸4県の農業団体代表者ら=5月10日、東京都千代田区

 新潟県を含む北陸4県の農業団体と自民党国会議員の懇談会が5月10日、東京都内のホテルで開かれた。農業団体は燃料や肥料の高騰を受けた価格対策などを求めた。

 新潟県農協中央会(JA県中)の伊藤能徳会長が4県を代表して要請。「生産コストが上がる中、適正な価格転嫁ができていない。多くの地域で営農が危機的な状況だ」と危機感を訴えた。農林水産省の担当者は「消費拡大など出口対策の支援を進めていく」と応じた。

 新潟県では2023年、高温や渇水の影響でコメの等級が低下したことから、高温障害に対応するための新品種や栽培技術の開発も要請した。斎藤洋明衆院議員(旧新潟3区)は「県内ではJA県厚生連の経営が悪化してい...

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