
山積みに不法投棄された廃タイヤの撤去作業=聖籠町大夫興野
新潟県や産廃業者などでつくる協議会が、新潟県聖籠町大夫興野(だいぶこうや)のやぶに不法投棄された廃タイヤ約130本を撤去した。罰金額が最大3億円になった厳罰化以降は、県内の不法投棄の発見は減少しているが、小規模の投棄は後を絶たない。県の担当者は「環境を汚し、地域住民にも迷惑をかける行為だ」として根絶を訴えた。
5月9日の撤去作業には県、町、民間の産廃業者などが参加した。町道沿いのやぶで山になっていた廃タイヤを人海戦術で運び出し、4トントラックに積み込んだ。
捨てられていた場所は、橋に向かってカーブになっている坂の下で、人目に付きにくい。町生活環境課の吉田晃一係長は「町民からの通報で発見した。...
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