保険料名目などで60代男性から現金など計1億1980万円をだまし取ったとして、新潟県警長岡署と県警組織犯罪対策課は5月14日、詐欺の疑いで住所不定、無職の容疑者(31)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は2月下旬〜4月下旬、何者かと共謀して通信事業者をかたり、奈良県の60代男性に電話。男性に「有料サイトの未払いがある」などとうそを言って電子マネー130万円分を購入させ、その後も損害賠償に必要な保険料などの名目で現金計1億1850万円を宅配便で送らせ、だまし取った疑い。

 長岡署によると、容疑者は宅配便を送付先で受け取る「受け子」とみられる。認否は明らかにしていない。容疑者は4月18日、同様の手口による詐欺の疑いで長岡署に逮捕されていた。