5月15日のホーム横浜M戦で初先発し、初ゴールを挙げるなど、新潟にとって5試合ぶりの勝利に大きく貢献した大卒新人MF奥村仁。自分らしいプレーを堂々と、横浜M相手に発揮していました。今後の活躍にも期待を込め、改めて開幕前のキャンプ時に取材したルーキー紹介記事を見てみましょう。
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◆連載「輝けルーキー!J1アルビレックス新潟 “新鮮力”」MF奥村仁 持ち味はドリブル、ターン!「早く、前へ」を常に意識 憧れは元日本代表の…
狭いエリアでボールを受け、ターンをしてドリブルを仕掛ける。関西福祉大学から加入したMF奥村仁(22)=現(23)=は、練習から臆せず、積極的に自らの強みを出そうと試みている。「いかに早く慣れて、特長を出していけるか。そこは常に意識してプレーしている」
大阪府出身。4歳でサッカーを始めた。中学、高校ともJ1のC大阪の下部組織でプレーし、関西福祉大へ進学。主にトップ下を務め、大学2年時に参加したJクラブの練習で「攻撃面はプロでも通用する」と手応えを得た。引き続きプレーの質の向上に努め、関西福祉大では2人目となるJリーグ入りを果たした。
168センチで、高さがない分「相手とぶつからずに、いかに早く前進できるか」を意識してきた。小学生の頃は、サッカーの練習がない日にフットサルをした。ドリブルやターンに通ずる足元の技術は、フットサルの経験が生きている。

ターンやドリブルなどの持ち味を発揮しているMF奥村仁(中央)=1月、沖縄県
憧れている選手は「ちっちゃい頃からずっと見ていた」という元日本代表でC大阪のMF香川真司。J1の舞台で対戦することになる。「まずは試合に出られるように頑張りたい」と意気込む。
沖縄キャンプでは「まだまだ技術、スピード、強度は足りない部分が多い」と感じた。立ち止まらず、プレー同様に前へ進み、出場機会をつかみにいく。
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