エネルギーフォーラム小説賞を受けて書籍化された「跳ねる、跳ねる。」を持つ佐藤凜さん=新潟日報長岡支社
エネルギーフォーラム小説賞を受けて書籍化された「跳ねる、跳ねる。」を持つ佐藤凜さん=新潟日報長岡支社

 新潟県長岡市在住の会社員、佐藤凜さん(25)が執筆した初の長編小説「跳ねる、跳ねる。」が、東京の出版社が主催する小説賞に輝いた。佐藤さんは子どもの頃から小説家を志しており、営業職を務める傍ら小説を書き始め、歴代最年少での受賞を手にした。受賞特典として書籍化もされた。

 「跳ねる、跳ねる。」は新潟県が舞台。親や他人との関係が希薄のまま孤独に暮らしていた若い女性が、元の職場で知り合った年上の女性と再会する。関係を深める中で素直な心となり、実家の母との関係修復や、分かり合えないまま亡くなった父への理解を深めていく物語だ。

 受賞したのは「第10回エネルギーフォーラム小説賞」で、電力、ガス、エネルギー業...

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