「佐渡島の金山」の世界遺産登録応援イベントで佐渡の特産品を品定めする来場者=5月16日、仙台市青葉区
「佐渡島の金山」の世界遺産登録応援イベントで佐渡の特産品を品定めする来場者=5月16日、仙台市青葉区

 新潟県の「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を応援するイベント「金とトキと美味美酒の島 佐渡をさ〜どうぞ!展」が5月16日、仙台市青葉区の東北電力グリーンプラザで始まった。佐渡金山の歴史や見どころを写真パネルで紹介するほか、海産物や酒など佐渡産品の物販もあり、佐渡の魅力を伝えている。

 東北電力新潟支店が主催し、新潟日報社が共催。宮城県内で「佐渡島の金山」を周知しようと2021年に続いて開き、2回目となる。オープニングセレモニーで新潟県の橋本憲次郎副知事らがテープカットした。

 新潟空港を拠点にする地域航空会社トキエア(新潟市東区)の仙台線が4月に就航し、新潟、宮城両県の交流拡大に期待が高...

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