銀行業務の中核を担う基幹系システムを巡り、地銀が他行との連携を模索している。第四北越銀行(新潟市中央区)が参加する広域連携は、八十二銀行(長野市)を中心とする枠組みとの共同研究会を発足。大光銀行(新潟県長岡市)は、資本業務提携先のSBIホールディングス(HD、東京)のシステム導入も選択肢の一つとする。営業基盤の地域経済が停滞し、地銀の再編も進む中、経費削減に向けた新たな動きが加速する。(報道部・清水啓也)

 第四北越銀は3月、千葉銀行(千葉市)や中国銀行(岡山市)などでつくる「TSUBASA(つばさ)アライアンス」が、八十二銀が主導する「じゅうだん会」と共同で、次世代システムやデジタル分野の研...

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