上越市内の小中学校関係者向けの給食アレルギー事故防止に関する講演会=上越市本城町
上越市内の小中学校関係者向けの給食アレルギー事故防止に関する講演会=上越市本城町

 新潟県の上越市立小学校で2023年、児童がアレルギー物質を含む給食を誤って食べ救急搬送された問題を受け、市教育委員会は市立小中学校の全教員らを対象に市内で研修会を開いた。日本アレルギー学会指導医で昭和大医学部小児科学講座の今井孝成教授が講演。事故防止に向け「アレルギー対策をしっかりと行うんだという当事者意識を教員らが持つことが重要だ」と話した。

 全教員を対象にした給食アレルギー事故防止の研修会は初めて。事故は2023年9月にあり、児童が症状を訴えてから緊急注射薬エピペンを打つまでに18分かかるなど学校側の対応が問題視された。

 研修会は4月下旬...

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