2024年度の活動方針を承認した直江津港湾協会の総会=上越市中央1
2024年度の活動方針を承認した直江津港湾協会の総会=上越市中央1

 新潟県の直江津港を利用する企業や上越市などでつくる直江津港湾協会(会長・中川幹太上越市長)は市内のホテルで総会を開き、2024年度活動方針を承認した。「佐渡島(さど)の金山」世界遺産登録への期待の下、小木-直江津航路の利用促進などに注力する。

 総会は4月下旬にあり、会員企業関係者ら約90人が参加した。2024年は、北陸新幹線敦賀延伸や期待される佐渡金山の世界遺産登録を好機と捉え、関西方面からの誘客や航路の利用促進に取り組む。クルーズ船誘致活動や受け入れ態勢の整備も引き続き展開する。

 2023年の利用状況も報告された。海外貿易のコンテナ貨物取扱量は前年比97%で、新型コロナウイルス禍前の201...

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