
徒歩に加え、車での避難も行われた訓練=5月19日、上越市港町2
能登半島地震で津波の浸水被害があった新潟県上越市の港町1・2丁目町内会が5月19日、津波を想定した訓練を行った。地震を踏まえて市が避難方法として検討している車での移動も初めて取り入れ、その有用性や課題を探った。
港町は関川沿いにあり、能登半島地震では関川を遡上(そじょう)した津波により床上浸水などの被害が発生し、多くの住民が避難した。上越市は津波からの避難方法として徒歩を推奨しているが、町内会のアンケートでは7割超が車で移動したことが明らかになっている。
訓練は毎年秋に行っているが、能登半島地震を受けて前倒しした。従来の移動方法は徒歩だけだったが、今回は、上越市が徒歩での移動が難しい高齢者ら...
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