能登半島地震を受け、災害対応などに質問が集中した上越市議会3月定例会=本会議場
能登半島地震を受け、災害対応などに質問が集中した上越市議会3月定例会=本会議場

 新潟県上越市議会3月定例会の一般質問が3月19日までの計4日間行われ、災害対応や防災対策に質問が集中した。中川幹太市長は原子力災害や津波の避難の方法について、実効性を高めるべく見直しを図る考えを強調。一方、能登半島地震発生日に国道8号が寸断し、市長が登庁できなかったことも相次いで追及された。

 1月1日の地震で上越市は震度5強の揺れに見舞われ、津波も観測された。避難車両が幹線道路に集中し、渋滞も発生するなど課題が多く残った。

 市議会での一般質問は14、15、18、19日にあり、登壇した25人のうち18人が地震・防災関連の質問をした。

 避難の課題について市長は、指定避難所の開設などの情報発信と、...

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