
能登半島地震で津波の浸水被害があった新潟県上越市の港町1・2丁目町内会は避難時の行動について全世帯アンケートを行い、結果をまとめた。地震後に避難したのは回答した世帯の8割超を占めたが、避難方法をみると市が推奨する徒歩は3割弱にとどまり、車で移動した世帯が7割超に上った。移動が困難な高齢世帯が避難を見送った事例もあり避難の在り方を巡る課題が改めて浮き彫りとなった。
アンケートは1月、町内にある会社の独身寮などを除いた250世帯を対象に実施。64%の160世帯が回答した。
津波避難についての質問に答えた149世帯のうち、「避難した」のは123世帯で8割強だった。
そのうち、避難先について答えた1...
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