
自転車男子個人ロードレース 接戦を制し、右手を突き上げる水谷悠平(左・吉田)=弥彦村
[新潟県高校総体・5月26日]0秒22差の勝負を分けたのは、磨き抜いたスプリント力だった。男子個人ロードレースは最後の急坂で、水谷悠平(吉田)が2023年覇者の行田弦士(柏崎工)を差し切った。「まさか、ロードで行田さんに勝てるなんて」。個人8冠の喜びより、成長した自分への驚きが勝った。
丸太のような太ももがスプリンターを象徴する。爆発的な加速で5月23日のトラックは個人7種目を制覇。自信になったが、2023年、行田に...
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