農作物の渇水対策などを発表する磯田達伸市長=5月24日、アオーレ長岡
農作物の渇水対策などを発表する磯田達伸市長=5月24日、アオーレ長岡

 新潟県長岡市は5月24日、農作物などの渇水対策として、農業者と養鯉業者を対象に、かん水(水やり)用に配備したポンプなどの費用を支援すると発表した。記録的な猛暑となった2023年に続く措置。2024年も高温による被害の拡大が懸念され、早めの対策を呼びかけている。

 長岡市によると、今冬の少雪と春以降の少雨が影響し、山古志地域や栃尾地域など中山間地の農地で水不足となり、現在約40ヘクタールの水田で、代かきや田植えなどの遅れが発生している。

 かん水が必要な面積が、水稲は2024年度の作付面積の30%以上または30アール以上、園芸は作付面積10アール以上、錦鯉は野池全ての面積の30%以上または30アー...

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