不登校の子どもの学習について議論を始めた検討委員会=5月24日、上越市
不登校の子どもの学習について議論を始めた検討委員会=5月24日、上越市

 新潟県上越市は5月24日、不登校の子どもの学習について検討する「学びの多様化検討委員会」の初会合を上越市民プラザで開いた。教育行政関係者が学校現場や関係機関の課題を共有し、不登校の児童生徒を対象とする「学びの多様化学校(不登校特例校)」の設置に向けた検討を始めた。

 学びの多様化検討委員会は小中学校やフリースクールの関係者、保護者ら14人で構成。多様化学校について詳しい上越教育大学いじめ・生徒指導研究研修センター長の高橋知己教授(62)が座長に就いた。

 初会合では、学校の小規模化で教員数が減り、不登校の子どもに対応できる教員が限られている現状や、ニーズが増えるフリースクールでの課題などを出し合...

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