第77回新潟県高校総合体育大会は5月29日、新発田市の紫雲ゴルフ倶楽部(男子6752ヤード・女子6349ヤード、パー72)でゴルフを行った。男子個人は相浦大輝(開志国際)、女子は1年の三浦百枝(開志国際)が栄冠をつかんだ。団体は男女とも開志国際が出場した。
ゴルフ(紫雲ゴルフ倶楽部)
▽男子個人
(1)相浦大輝(開志国際)74(37、37)
(2)小林(開志国際)76(37、39)
(3)関(開志国際)76(36、40)
(4)江原(開志国際)
(5)田口(開志国際)
(6)古澤(開志国際)
▽男子団体
(1)開志国際(関、田口、相浦、小林)226
▽女子個人
(1)三浦百枝(開志国際)71(33、38)
(2)廣野(開志国際)76(38、38)
(3)西脇(長岡大手)78(36、42)
(4)遠藤(開志国際)
(5)吉田(開志国際)
(6)夏川(開志国際)
▽女子団体
(1)開志国際(夏川、三浦、吉田)233
◆得意のドライバーとパットが不調… 耐えて、こらえて…ライバル2人に勝利!

男子個人で優勝した相浦大輝(開志国際)=紫雲ゴルフ倶楽部
男子個人で、実力が伯仲する3人の争いから抜け出したのは、相浦大輝(開志国際)だった。調子はいまひとつだったが、我慢のゴルフが実を結び2人に2打差をつけた。競り勝てたことに「うれしい」と顔がほころんだ。
チームメートで昨年覇者の橋詰海斗は、別大会に出場するため欠場。同じくチーム内のライバルでもある小林尚史、関翔汰の2人には負けられなかった。
得意のドライバーとパットの精度が上がらず苦しんだが、アイアンでカバーした。前半を終え、2バーディー3ボギーで1オーバー。関を1打差で追い、小林と並んで迎えた後半も「耐えて、大きなミスはなかった」。ライバル2人がスコアを落とす中、1バーディー2ボギーでこらえて勝利をつかんだ。
神奈川県出身。小学1年生からゴルフを始め、将来の目標は「海外でも通用するプロ」だ。県総体優勝はその道のりの第一歩。高校最終学年の今年は「全国大会での上位入り」を目指し、さらなる飛躍を誓う。
(運動部・山田功、写真も)
◆ただ一人のアンダーパー、「自分のプレーができた」と笑顔

女子個人で優勝した三浦百枝(開志国際)=5月29日、紫雲ゴルフ倶楽部
女子個人は1年の三浦百枝(開志国際)がただ一人、アンダーパーのトータル71で回り頂点に立った。「自分のプレーができた」と笑顔を見せた。
前半は「パターが良く入った」とバーディー三つを奪い3アンダー。後半はミスショットもあったが、「大崩れしないのが自分の強み」。2オーバーでしのぎ、2位に5打差の快勝だった。
長野県出身。ゴルフに集中できる環境を求め開志国際に進んだ。「高校3年でプロテスト合格」を目指し、その一歩を踏み出した。
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