
猪貝が開発した米粉商品スリムヌードル。女性社員が中心のプロジェクトチームが企画した=長岡市新産2
新潟県長岡市新産2のところてんやこんにゃくの老舗、猪貝(いのかい)は、米粉を使った製品事業に参入する。白滝などの製造設備やノウハウを活用。第1弾として、手軽に食べられ、ヘルシーな麺商品「スリムヌードル」を発売した。製品の多様化によって成長を図り、新潟県産の米粉消費の拡大で地域貢献を目指す。
猪貝は1913(大正2)年の創業で、ところてんやこんにゃく、郷土食のえごなどを長年の主力としてきた。人口減少で食の消費量そのものの落ち込みが懸念されることから、新たな柱を育てようと昨年、新商品づくりに着手した。
県産素材の活用を検討する中で、米粉がこんにゃく芋の精粉との相性が良いことに気付いた。既存の製造...
残り733文字(全文:1033文字)