
新潟県営の水力と太陽光発電所を運営する県企業局は5月31日までに、2023年度の電気事業会計決算を発表した。23、24年度の水力発電の売電単価が大幅に上振れたことで、水力と太陽光による売電収入などを合計した営業収益は、22年度の倍となる125億9674万円で過去最高となった。営業収益から発電や災害復旧にかかる経費などを差し引いた純利益も、前年度の約6・5倍となる73億1787万円で過去最高だった。
発電形態別で見ると、水力発電の収入は112億8979万円で前年度の約2・3倍だった。県は15年度に入札による売電を始め、23、24年度の売電先は22年12月の一般競争入札を経て決定。契約時にエネル...
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