災害協定に調印した佐川急便信越支店の外山智支店長(右)と磯田達伸市長=アオーレ長岡
災害協定に調印した佐川急便信越支店の外山智支店長(右)と磯田達伸市長=アオーレ長岡

 新潟県長岡市と佐川急便信越支店(長野県)は、災害時の支援物資の配送に関する協定を結んだ。被災地の要請を待たずに国などから送られてくる「プッシュ型支援」で届く物資に関して、被災者への配送を円滑にする狙いだ。

 佐川急便は、支援物資の配送計画の策定と配送、輸送拠点での荷役作業で協力する。輸送拠点の長岡市のアオーレ長岡が使えなくなった場合に、物流拠点を提供することも盛り込んだ。

 長岡市のアオーレ長岡で5月29日にあった締結式で、磯田達伸長岡市長は「(物資を)必要な人に早く届けることは災害対応のボトルネック(支障)になっている」と指摘し、協定を体制強化につなげるとした。外山智支店長は「万一の時に長岡市...

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