第三セクターの関係者が集まり、コンプライアンス意識の醸成を図った研修会=上越市新光町1
第三セクターの関係者が集まり、コンプライアンス意識の醸成を図った研修会=上越市新光町1

 新潟県上越市は第三セクターのコンプライアンス(法令順守)意識を高めるための研修会を上越文化会館(新光町1)で開き、三セク関係者ら約30人が参加した。上越市内の税理士が講演し、不正が起こりやすい環境要因を紹介しながら、防止策を考えた。

 市内では2022年、当時の第三セクター「リフレ上越山里振興」(後に解散)が国の助成金約4000万円を不正受給した事案が発覚。市は2023年に続き、再発防止の研修会を5月27日に開いた。上越市の税理士法人「ビジネスカツシマ」の勝島一真代表税理士が講師を務めた。

 勝島さんは不正が起きる要因として、従業員らの「機会」「動機」「正当化」が重なる「不正のトライアングルがあ...

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