
7月3日に20年ぶりに新紙幣が発行されます。現在稼働している自動販売機や両替機はどうやって新紙幣に対応するのでしょうか?昔懐かしいラーメンの自動販売機や「インベーダーゲーム」などアーケード版ゲーム機が並び、昭和レトロの「聖地」としてテレビ番組でも度々紹介されている新潟県燕市のドライブイン「公楽園」にお邪魔しました♪
「公楽園」は燕市の国道116号線沿いにあります。1階は自動販売機とゲーム機が並び、2階はホテルになっています。1976年に創業。116号線の開通を機に、創業者が「これからは車の時代だ」と開業しました。当時は自動販売機を数十台備えたドライブインとしてスタートしました。


開業当時のトーストやカップラーメン、スナックのレトロな自販機は今も現役で活躍しています。年期を感じるUFOキャッチャーなどのゲーム機がずらりと並ぶ光景は、昭和にタイムスリップしてきたような感覚になります。さながら、令和と昭和を行き来する人気ドラマ「不適切にもほどがある!」のような雰囲気です。
◆どうする公楽園?
公楽園で現在も稼働しているレトロな自動販売機やアーケード版ゲーム機は硬貨しか使えません。お客さんの多くは店内にある両替機で紙幣を小銭に替えてゲームなどを楽しみます。
ところが、新型コロナウイルス禍のさなかに両替機が故障。千円札と五百円硬貨を百円硬貨に換える中古の両替機は導入しましたが、現在も1万円札と5千円札はスタッフが手渡しで千円札と交換しています。
新紙幣に対応した新型両替機の導入も検討したそうですが、費用が数百万円もかかることが分かり、あえなく断念…。どうする公楽園?...
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