酒米の苗を植える大潟町小の児童たち=6月6日、上越市柿崎区水野
酒米の苗を植える大潟町小の児童たち=6月6日、上越市柿崎区水野

 新潟県上越市大潟区の大潟町小学校6年生が6月6日、柿崎区水野の田んぼで酒米の田植えをした。秋に稲刈りし、冬に地元の酒蔵「竹田酒造店」で日本酒の仕込みを体験する。出来上がった酒は児童たちが20歳になる年まで竹田酒造店が貯蔵し、プレゼントする。

 田植えは地域の魅力を学ぶ総合学習の一環。竹田酒造店が企画し、児童たちに地元の酒造りや米作りを知ってもらおうと2年前から行っている。

 6年生55人は、酒米「越神楽(こしかぐら)」の苗を約5アールの田んぼに手植えした。ほとんどの児童が田植えは初めてで、素足で田んぼに入ると「冷たい」との歓声が上がった。児童たちは苗を約3センチの深さで真っすぐ植えた。

 参加した...

残り52文字(全文:352文字)