開所した長岡地区河川防災ステーション=長岡市信濃2

 新潟県長岡市の信濃川右岸に「長岡地区河川防災ステーション」が開所した。2019年の台風19号で家屋浸水の被害が出たことを受け、国土交通省と長岡市が整備を進めてきた。緊急対策用の資機材が置かれ、有事の際には市が活動拠点とする「水防センター」が入る。河川防災ステーションは、信濃川流域では4カ所目で、信濃川中流部の水防拠点となる。

 台風19号では、信濃川の長岡観測所で観測史上最高の水位を記録し、支流で水が行き場を失って逆流する現象が発生、川があふれて流域の家屋が浸水した。過去にも水害が起きている区域であることから、国と市がそれぞれの用地を生かし、21年度から工事を進めてきた。事業費は約18億730...

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