新潟県の新潟水俣病被害者の会と新潟水俣病阿賀野患者会は6月12日、小中学生を対象に募った「第25回新潟水俣環境賞作文コンクール」の入賞者を発表した。新潟市や上越市などの9小学校194人から応募があり、優秀賞に2人、佳作に4人が選ばれた。

 コンクールは新潟水俣病や新潟の自然などをテーマに毎年実施。2023年10月から2024年2月末まで作文を募集した。

 優秀賞には、小千谷市の東小千谷小5年、中村琴音さんと新潟市西区の東青山小5年、堤日和さんが選ばれた(学年はいずれも応募当時)。

 2人はそれぞれ学校の授業で新潟水俣病の語り部から差別や偏見を受けた話を聞いた経験を書いた。中村さんは「私は、『差別を...

残り301文字(全文:601文字)