
新潟県長岡市に編入合併した10地域を合計した2023年度の出生数が、統計でさかのぼることができる15年度と比較して51・3%減ったことが、新潟日報社の取材で分かった。旧長岡市市域の減少率は28・9%で、比較すると、編入合併地域は少子化が著しく進んでいる。合併地域の少子化はこれまでも指摘されていたが、数字上でも裏付けられた形だ。
長岡市役所が受け付けている出生届に基づき、届け出た人の住所から割り出した地域別の人数を、市が抽出。現行のシステムになった15年度以降の数値を分析した。
市全体の出生数は15年度に2093人だったが、減少傾向が続き、23年度は1388人だった。15、23年度とも2人だっ...
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