
全国の出生数と出生率の推移
厚生労働省は6月5日、2023年の人口動態統計(概数)を発表した。新潟県の出生数は1万916人で、前年より816人少なく、過去最少を13年連続で更新した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は前年から0・04ポイント下がり1・23で全国31位タイ。全国平均より0・03ポイント高かった。
一方、新潟県の死亡数は3万3182人で、前年より869人増えた。死亡数から出生数を引いた人口の自然減は2万2266人で、過去最多となった。
婚姻率(人口1000人当たりの婚姻件数)は3・0で、前年より0・2ポイント低下し、全国42位タイ。離婚率(同離婚件数)は前年より0・06ポイント上昇し1・19で、全国46位だった。
橋本憲次郎副知事は「人口減少は県政最大の課題で、あらゆる手を尽くす必要がある。県独自の子育て支援事業などを通し、社会全体で子育てを応援する雰囲気をつくっていきたい」と話した。

◆全国の出生率1・20で最低を更新、未婚・晩婚化で8年連続減少
厚生労働省が発表した2023年の人口動態統計で、全国の「合計特殊出生率」は1・20となり、データのある1947年以降の最低を更新した。未婚・晩婚化が影響...
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