
新潟県見附市は中長期財政計画(2021〜30年度)を更新し、市の貯金に当たる財政調整基金(財調)が30年度になくなる見込みであることを明らかにした。22年度に更新した計画で、30年度までの繰入金の推計額を約26億円多く見積もっていたことが判明して修正し、さらに次期最終処分場の整備事業費なども反映させた結果、財調が枯渇する。開会中の市議会でも、市議から財政見通しについてただす質問が出ている。
市は2021年度から10年間の財政計画を、22年2月に初めて作成。年度ごとに決算額を反映させて計画を更新している。22年度の更新の際に22〜30の各年度で繰入金の推計を誤り、歳入の合計で約26億円多く見積...
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