
作品の前で色鉛筆画の魅力を語る吉田吉紀さん=胎内市下赤谷
新潟県胎内市在住の色鉛筆画作家・吉田吉紀(よしのり)さん(84)の作品と兄の故・吉暁(よしさと)さんの水彩画を展示する企画展が、胎内市下赤谷の市美術館で開かれている。6月23、29日には作品解説会が予定されている。色鉛筆で丁寧に塗り重ねることで光の明暗を表現した花や風景画など約80点が並ぶ初の個展。吉紀さんが色鉛筆画の魅力や作品への思いなどを語る。
吉紀さんは、75歳になった2015年に通信教育で色鉛筆画を学び始めた。絵画の公募展では複数回の入賞経験があるが、今回初めて個展を開いた。企画は美術館からの依頼で実現し、「きれいに飾ってもらいありがたい。始めた時には考えられないこと」と喜ぶ。
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