
5年前の地震に思いをはせながら歩く保育園の園児やイベント参加者ら=6月18日、村上市府屋
最大震度6強を観測した新潟・山形地震から5年となった6月18日、被害の大きかった新潟県村上市山北地区で、「震災を忘れない」と銘打ったウオーキングイベントが開かれた。保育園児や中学生らが、当時避難所となった山北総合体育館の周辺を歩き、発生時の記憶に思いをはせた。
地震では、地区中心部の府屋で、屋根瓦が落下したり、のり面が崩落したりした。イベントは記憶の風化を防ぎ、防災意識を高めてもらおうと、悠遊さんぽくスポーツクラブが地震発生日に合わせて毎年開催している。
イベントには、山北そらいろ保育園の園児55人が参加。クラブのスタッフの「地震を忘れないで」との呼びかけの後、体育館の周辺約600メートルを...
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