旧日本海軍のエースパイロットだった杉田庄一少尉(左)と父秋作(石塚廣邦さん提供)
旧日本海軍のエースパイロットだった杉田庄一少尉(左)と父秋作(石塚廣邦さん提供)

 新潟県上越市浦川原区小蒲生田(こがもだ)(旧安塚村)出身で「撃墜王」「空戦の神様」と呼ばれた旧日本海軍の戦闘機パイロット、杉田庄一少尉の生誕100年をPRする催しを、市民団体「杉田庄一の実績を伝承する会」が6月30日、市民プラザで開く。関係者は「世界では、いまだに多くの人たちが戦争に巻き込まれている。平和の尊さをかみしめてほしい」を話している。

 杉田少尉は1924年7月1日に生まれ、15歳で海軍に入った。太平洋戦争で110機を撃墜したとされるエースパイロットで、43年にパプアニューギニアのブーゲンビル島上空で撃墜された山本五十六連合艦隊司令長官の護衛を務めた。45年4月15日、鹿児島県の鹿屋...

残り326文字(全文:626文字)