2025年春卒業予定の新潟県内高校生のうち、就職希望者が前年比3・5%増の2747人と、10年ぶりに増加したことが6月28日、分かった。少子化や進学指向の強まりで減少傾向だったが、新潟労働局は企業の賃上げといった待遇改善が進み、高卒での就職を選ぶ生徒が増えたことが一因とみている。

 労働局が各学校を通じ、5月15日時点の状況を調査した。新潟県内就職を希望する割合も前年より3・0ポイント上昇し、過去最高の93・5%だった。18年連続で9割を超えた。

 卒業予定者は前年比1・0%増の1万7244人。そのうち、公務員などを含む就職を希望する人の割合は15・9%で、2747人だった。昨年の2654人を9...

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