
微生物の力で野菜を育てる有機農法について解説する、吉田俊道さん=佐渡市新穂瓜生屋
微生物の力を最大限使った野菜の栽培を学ぶ講演会が、新潟県佐渡市新穂瓜生屋のトキのむら元気館で開かれた。長崎県で農薬や化学肥料を使わない農法を推奨している「菌ちゃんふぁーむ」の代表、吉田俊道さんが日ごろの取り組みを紹介した。
講演会は6月22日に市が主催した。トキとの共生を目指す佐渡市では、有機農法への関心が高まっている。農家や子どもと一緒に農作業をする機会が多い保育士らに、菌ちゃんふぁーむの野菜作りを知ってもらおうと、吉田さんを招いた。午前と午後2回開かれ、100人以上が参加した。
午後は主に保育士向けの内容で、吉田さんは園児と作業する際に意識してほしいことを、写真を交えながら説明した。
菌...
残り181文字(全文:481文字)