
「オーガニックビレッジ宣言」の宣言書を掲げる二階堂馨市長(左から3人目)と花角英世知事(同4人目)ら=6月18日、新発田市住田
有機農業の拡大に力を入れる新潟県新発田市は6月18日、地域ぐるみで産地づくりに取り組む「オーガニックビレッジ宣言」を行った。市加治川支所で記念式典があり、二階堂馨市長は「農産物の高付加価値化と所得の向上を目指し、持続可能な農業を実現する」と宣言書を読み上げた。
市は2022年度から「オーガニックしばたプロジェクト」と銘打ち、有機米の産地づくりに乗り出した。海外へ売り込む販売戦略のほか、中山間地などの条件不利地で産地化を目指すのが特徴だ。
県内でのオーガニックビレッジ宣言は、佐渡市に次いで2例目。長岡技術科学大学と協力した除草ロボットの開発などが柱で、近年は循環型農業を主題にした教育旅行の誘致...
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