仙台市内を走行する日本版ライドシェアの車両=仙台市泉区
仙台市内を走行する日本版ライドシェアの車両=仙台市泉区

 タクシー会社が実施主体となり、一般車両で有料送迎する「日本版ライドシェア」が4月に始まり、新潟県内でも新潟市南区で導入に向けた検討が進んでいる。6月上旬に東北地方で初めて制度が始まった仙台市の状況を取材すると、タクシー運転手不足をカバーする一助への期待感がある一方、一般ドライバーの確保や管理方法などには課題もありそうだ。(報道部・天谷友紀)

 仙台市では国の調査でタクシーが不足していると認定された金曜日の午後4時〜7時、土曜日の午前0時〜3時に、市内九つのタクシー会社に計40車両の運行が認められている。

 利用客は配車アプリを使ってタクシーを呼ぶ。アプリでは「タクシー」「タクシー・自家用車」のい...

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