
世界遺産や観光についての一般質問が相次いだ佐渡市議会6月定例会=市役所
新潟県佐渡市の「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録の可否が決まる世界遺産委員会を7月に控え、開会中の佐渡市議会6月定例会で、世界遺産や観光、宿泊税についての一般質問が相次いだ。2次交通対策について渡辺竜五市長は、7月に実証調査が始まる佐渡版ライドシェアも踏まえ、複数の手段を組み合わせて対応すると強調。宿泊税については「合意形成が最優先」と強調した。
世界遺産を巡っては、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が三つの課題を挙げた上で「情報照会」を勧告。一般質問で渡辺市長は、指摘された課題について国や県と解決に向けて取り組んでいると慎重に答弁した。
世界遺産登録後は観光客の増加が予想さ...
残り596文字(全文:896文字)