
新潟地裁
和歌山市で1998年、4人が死亡した毒物カレー事件で、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚が7月1日までに、事件を取り上げたインターネット記事で名誉を傷つけられたとして、執筆した新潟青陵大大学院の碓井真史教授に200万円の損害賠償と記事の削除を求める訴訟を、新潟地裁に起こした。
提訴は3月26日付。訴状によると、碓井教授は2013年7月、インターネットサイトのニュースに「和歌山毒物カレー事件の心理学 事件への疑問と林真須美死刑囚の半生」と題した記事を掲載した。
林死刑囚は、自分や家族が碓井教授から取材を受けておらず、事実無根の記事を無断で掲載されたことで「名誉を毀損(きそん)され続けてい...
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